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これって英語で?「なるほど英語」

2017.8.14

「負けず嫌い」って英語で?

あなたって、本当に負けず嫌いね。

コタエ:

  • hate to lose
  • can’t stand losing
  • never admit defeat
  • sore loser
  • competitive

解説

そもそもこの日本語についてなのですが、「負けること」が「嫌い」なわけなので、「負け嫌い」とか、「負ける嫌い」となるはずなのですが、なぜ「負けず」と否定されているのだろうと思ったことはありませんか?ある国語辞典によれば、「負け嫌い」と「負けじ魂」の混同によって使われるようになった言葉だそうです。

 

この「負けず嫌い」の意味で使える英語表現として、まず挙げられるのは、そのまま「負けることを嫌う」と言っている ”hate to lose”

“Bob was upset about the game. He really hates to lose.”
(ボブはその試合の結果に納得していない。本当に負けず嫌いだ)

 

“stand” という動詞を ”can’t” と一緒に使うと、「~することが我慢できない、耐えられない」という意味になりますが、これを使った ”can’t stand losing” は、日常会話でよく使われる「負けず嫌い」を意味する表現です。

“He can’t stand losing at cards. He won’t quit until he wins.”
(トランプすると、彼は負けず嫌いだ。自分が勝つまでやめようとしない)

 

“admit defeat”(負けを認める)や ”give up”(あきらめる、降伏する)を、「絶対~しない」という否定語の ”never” と用いても、ほぼ同じような内容を伝えることができます。

“He never admits defeat at cards. He won’t quit until he wins.”
“He never gives up at cards. He won’t quit until he wins.”

 

「敗者」を意味する ”loser” に形容詞をつけた表現も、「負けず嫌い」な人を表す際に使える場合があります。ただし、この表現には負けたことを潔く認めないというニュアンスがあるので、どちらかと言えば、「負け惜しみ」に近いかもしれません。

“The candidate said the race was rigged, but he’s just a sore loser.”
(その候補者は選挙戦が不正に操作されたと言っているが、ただ負け惜しみを言っているにすぎない)

“sore””have a sore throat”(喉が痛む)のように体の一部が「痛む」ことを言う際によく使われる形容詞ですが、”sore loser” では「不満を抱いて憤慨している」といった意味で使われているものです。なお、イギリス英語では ”bad loser” という言い方もします。和英辞典などに載っていることもある ”poor loser” は、実際にあまり使われていないようです。

 

「競争力がある」という意味で、ビジネスに関連した文脈でよく使われる ”competitive” という形容詞は、人に対して用いると、競争相手に勝つために懸命に努力したり、強い対抗心を抱いている様子を表すことができます。

“She always wants very much to win even in friendly games; she’s so competitive.”
(彼女は親善試合であっても常に勝つことを望んでいる。本当に負けず嫌いだ)

 

冒頭のジェシカのセリフは以下のように英訳することができます。

“You are really a sore loser!”
“You really hate to lose!”
(あなたって、本当に負けず嫌いね)

1つ目の文は常に「負けず嫌い」な相手を非難していることになりますが、2つ目の文の場合は言い方によって、否定的な意味にも肯定的な意味にもなります。

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