リスニングに「スターインタビュー」
2014.6.24
ガウリ・シンデー監督 from 「マダム・イン・ニューヨーク」
作品情報
世界の幸せは、ちょっとのスパイスでできている。
少しの勇気が、私の世界を変えていく。それはきっと、あなたにも 訪れる物語。
ごく普通の主婦が、コンプレックスをはねのけ、ひとりの女性としての誇りと 自信を取り戻していく様を軽快に、かつ感動的に描いた『マダム・イン・ ニューヨーク』。ヒロインの置かれた状況に「まるでこれは私!」という共感の声が世界中の女性から続出し大ヒット!観客の代弁者となるヒロインの成長が、最後には観客を彼女の応援団にしてしまうほどの魅力にあふれている。
そのヒロインには、インドの国民的ナンバーワン女優、シュリデヴィ。脚本にほれ込むあまり、15年ぶりの女優復帰を決意させたことで本国では大きな話題となった。伝説の女優の心を揺さぶるほどの脚本を書き上げたガウリ・シンデー監督は、本作で衝撃的な長編監督デビューを飾り、数々の賞を受賞した。
ストーリー
シャシは二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。そのことで夫や子供たちにからかわれるたびに傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができないことで起こした大失敗に打ちひしがれてしまう。そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。仲間とともに英語を学んでいくうち、夫に頼るだけの主婦からひとりの人間としての自信を取り戻していく。しかし、学校に行っている間に幼い息子がケガを負い、彼女は母親としての自覚や責任感に欠けていた自分を責め、卒業を目前に学校に通うことを諦めてしまうのだった。それでも学校の仲間たちは彼女と共に卒業しようと協力するのだが、卒業試験の日が姪の結婚式と重なり…。
タイトル | マダム・イン・ニューヨーク |
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原題 | English Vinglish |
監督・脚本 | ガウリ・シンデー |
出演 | シュリデヴィ/アディル・フセイン/メーディ・ネブー/アミターブ・バッチャン/プリヤ・アーナンド 他 |
配給 | 彩プロ |
公開情報 | 6月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー |
公式サイト | http://madame.ayapro.ne.jp/ |
スターの英語を聞き取ってみよう!
インドに住む料理上手な母親が、親族の結婚式の準備のためにニューヨークに滞在することに。自国では、英語が話せないことを家族からばかにされていたが、一念発起し4週間の英語学校に通い、努力する「マダム・イン・ニューヨーク」。昨年、本作のガウリ・シンデー監督が来日した際、Gaba Style編集チームは直接取材を行いました。監督は、主人公のシャシを「グレーな人」と言っていますが、その理由をどのように話しているでしょうか。また、何がシャシを興味深い人物にしていると言っているでしょうか。聞き取ってみましょう。
解説
監督は、シャシはすべてが良い役、すべてが悪い役という設定ではないため、グレーな存在であると話しています。また、努力することが人生の楽しみの一部であり、それを実行している人物だからこそ現実味があり、面白いキャラクターなのだと話しています。英語学習という一つの努力を背景に、一般的な主婦が壁を乗り越えていく様はとても親近感の持てる内容だと感じます。ぜひご覧ください。
“black and white” 白黒はっきりした
価値観や考え方などで白黒の明瞭な区別がついていることや、善悪の判断がはっきり割り切られていることを意味する表現です。
例)
Some people say it’s always bad to tell a lie, but I don’t think it’s always black and white.
嘘をつくことはどんな状況でも悪いことだと言う人がいるが、私はそれが必ずしも善悪がはっきりしていることだとは思わない。
“be in a good place” (心身ともに)良い状態である
肉体的、精神的に安定していて、良い状態にいることを意味する表現です。
例)
I was having a really hard time right after my break-up, but now I’m in a better place.
恋人と別れた直後は本当につらい思いをしたが、今は落ち着いてきている。
字幕付きの動画でリスニングの練習をしよう
ガウリ・シンデー監督 Part 1
ガウリ・シンデー監督 Part 2
ガウリ・シンデー監督 Part 3