意外と知らない「英単語の正しい使い分け」
2017.7.28
きちんと訳せる?否定文の “really”
日常的によく使われる “really” ですが、実は否定文では使い方に注意が必要。”really” を置く場所によって、文の意味が大きく変わってしまうのです。意図せぬ意味になってしまわないよう、”really” を伴う否定文の訳し方について確認してみましょう。
- “I don’t really know.”:「よくわからない」
- “I really don’t know.”:「全くわからない」
正しい訳し方
“really” を伴う否定文では、”really” がどの範囲を修飾しているのか、という点に注意する必要があります。
- I don’t really know.
- よくわからない
上記の場合、”really” は “know” を修飾して「よく知っている」となり、その否定文なので「よく知っているわけではない」、すなわち「よくわからない」となります。
一方、
- I really don’t know.
- 全くわからない
こちらの場合、”really” は “don’t know”(または文全体)を修飾しているため、”really” が “don’t know”(知らない)という内容を強めていることになり、「全くわからない」といった意味合いになります。
※この場合、話し言葉では “really” が強く発音されます
意味の違いをチェック
以下に示すような例でも、”really” を置く位置によって意味が全く変わってしまうため注意が必要です。パッと正しく訳せるようになるためにも、様々な例文で意味をチェックしてみましょう。
- I really don’t like curry.
- カレーは嫌いだ。
- I don’t really like curry.
- カレーはあまり好きじゃない。
- I really don’t have time right now.
- 今は全然時間がない。
- I don’t really have time right now.
- 今はあんまり時間がない。
- I’m really not ready to take this test.
- この試験を受ける準備が全然できていない。
- I’m not really ready to take this test.
- この試験を受ける準備があんまりできていない。
- I’m really not sure where she lives.
- 彼女がどこに住んでいるか全くわからない。
- I’m not really sure where she lives.
- 彼女がどこに住んでいるかよくわからない。
”Not really.”
“Not really.” は、日常会話でよく使われる表現です。相手の質問に答える際に使うと、「あんまり・微妙・そうでもない」のような意味を表し、”yes” とも ”no” とも言えないことを表すことができます。
- Did you enjoy your date yesterday? ― Not really.
- 昨日のデートは楽しかった? ― 微妙。
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